ヒナノハイゴケ。よく公園で見かける苔です。
木の幹を見るとよく苔がついているのですが、関東で多くみられます。
よく観察すると季節で表情が違うので面白いですよ。
ヒナノハイゴケについて
学名:Erpodium sinense
蘚類ヒナノハイゴケ科
分布 日本,世界各地
大きさ 高さ0.5cm程度
生態域:樹幹着生
ヒナノハイゴケとは
イチョウ、ケヤキ、サクラなどの街路樹や公園の樹のみきによく見られるコケです。長くはうように伸び、多くの小さな枝を上向きに出します。葉先は長く、透明になり、4~5月ごろにさくをよくつけます。
さくの口の部分が赤くなり、それがべにのように見えるので、別名クチベニゴケともよばれます。くちくちべつめいヒナノハイゴケの口環。小さな細胞が何層かになっている。
蘚類のさくの〇の部分に、いくつかの列になった細胞があることがあります。
これを「環」といいます。ロ環の細胞は一層のものから何層にもなるものがあり、大きさもさまざまです。ヒナノハイゴケはこの口環が赤いため合べにのように見えます。さくが熟すと口環からふたがはずれ、さくの中から胞子が散布されます。
ヒナノハイゴケ画像