きれいな苔の育て方をマスターしよう!初心者でも失敗しない10種類の苔

苔は、森や山の中だけでなく、道端や庭先にも生えている、身近な植物です。しかし、その存在はなかなか目立たないものです。

しかし、最近は苔に注目が集まっています。それは、おしゃれなガラス容器で苔を栽培する苔テラリウム・コケリウムが人気だからです。

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苔テラリウムは、苔を主役にしたミニチュアの自然景観を作ることができる、新しい趣味です。ガラスの中に苔や石や木などを飾り付けて、自分だけの小さな森を作ります。

苔の育て方|初心者におすすめの育て方と管理方法を徹底解説!

苔テラリウムは、インテリアとしても素敵です。緑の色や形が癒し効果をもたらし、空気を清浄化してくれます。また、苔は水やりや肥料などの手間が少なく、長く楽しめる植物です。

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苔は、テラリウムやビバリウムなどの水槽でも、陸の部分を彩ってくれることから重宝されている植物です。水草や魚と一緒にコラボレーションすることで、より自然に近い雰囲気を演出できます。

日本庭園でも苔は重要な要素として大活躍していますよね。苔は、日本の風土や文化に深く根付いた、趣深い、魅力ある植物なのです。

そんな苔の中でも、手軽に栽培できる種類を10選してご紹介します。それぞれの特徴や栽培方法もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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苔テラリウムで楽しむ、魅惑の苔の世界

1.スナゴケ:水はけのよい場所に育つ、日照や寒暖の差に強い苔

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スナゴケは、水はけのよい場所に育つ苔です。日照や寒暖の差に強く、川砂や赤土玉、軽石などで栽培することでよく増えます。

水やりは夕方か早朝にするのがおすすめです。湿気には弱いので、テラリウムに使用する場合は、湿気の少ない状態で植えるようにしてください。

スナゴケは、葉の形が星型になっているのが特徴です。光の加減でキラキラと輝く様子は、まるで宇宙の中にいるような感覚を味わえます。

スナゴケは、色の変化が楽しめる苔でもあります。春から夏にかけては、鮮やかな緑色になりますが、秋から冬にかけては、赤や茶色に変わります。季節の移り変わりを感じることができます。

2.アラハシラガゴケ:半陽地や日照の少ない場所を好む、湿気の多い環境で容易に栽培できる苔

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アラハシラガゴケは、半陽地や日照の少ない場所を好む苔です。湿気の多い環境で容易に栽培できますが、暑さや蒸れた環境は少し苦手なようなので日当たりには注意しましょう。

密閉するタイプの容器でも飼育することができ、絨毯のように生えることからテラリウムで人気の苔です。

アラハシラガゴケは、葉の形が細長くてふわふわしているのが特徴です。触ると柔らかくて気持ちがいいです。白い毛が生えているので、雪のように見えることもあります。

アラハシラガゴケは、色の濃淡が美しい苔でもあります。葉の先端は淡い緑色で、根元は濃い緑色になっています。光の当たり方によって、色のグラデーションが変わります。幻想的な雰囲気を演出できます。

3.コツボゴケ:低地や岩石などに生えることの多い、日照に強く水を多くあげすぎても育ちやすい苔

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コツボゴケは、低地や岩石などに生えることの多い苔です。日照に強く、水を多くあげすぎても育ちやすい苔です。色合いが鮮やかな黄緑色なので、テラリウムのアクセントとして使われることが多い苔でもあります。

日当たりが強い場所を好むので乾燥にも強いとされていますが、乾きすぎると、葉の部分が縮れてしまうのである程度の湿度は保つようにして、栽培してください。

コツボゴケは、葉の形が丸くてぷっくりしているのが特徴です。小さなボールのように見えることから、コツボゴケという名前がついたそうです。触ると弾力があって楽しいです。

コツボゴケは、色の変化が激しい苔でもあります。水分が多いときは、明るい黄緑色になりますが、水分が少ないときは、暗い緑色になります。水やりのタイミングによって、色のコントラストが変わります。面白い効果を出せます。

4.シッポゴケ:腐葉土などを好んで生える、黄緑色の大きめの苔

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シッポゴケは、腐葉土などを好んで生える、黄緑色の大きめの苔です。

半陽地の湿地を好むため、テラリウムに向いています。

乾燥にも強く、乾いても葉が縮れることなく生きながらえることができるため、テラリウムに向いている苔です。

シッポゴケは、葉の形が尾のように長くて細いのが特徴です。名前の由来は、この葉の形からきています。動物のしっぽのように動かすことはできませんが、風に揺れる様子はとても可愛らしいです。

シッポゴケは、色の変化が少ない苔でもあります。一年中、同じような黄緑色を保ちます。色の変化が少ない分、他の苔や植物とのコントラストが楽しめます。落ち着いた雰囲気を作り出せます。

5.シノブゴケ:日陰の湿地を好む、日本の風土や文化に深く根付いた苔

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シノブゴケは、日陰の湿地を好む苔です。湿気の多い場所での栽培に向いています。また、比較的乾いた環境でも葉が縮れることなく生きながらえることができるため、テラリウムに向いている苔です。

腐木や岩石の上に薄いマット状に生えるのが特徴です。

シノブゴケは、葉の形が小さくて丸いのが特徴です。名前の由来は、この葉の形が忍びの手裏剣に似ているからだと言われています。忍者のように、どんな環境にも適応できる強さを持っています。

シノブゴケは、色の変化が少ない苔でもあります。一年中、同じような深い緑色を保ちます。色の変化が少ない分、他の苔や植物とのコントラストが楽しめます。和風の雰囲気を作り出せます。

シノブゴケは、日本の風土や文化に深く根付いた苔でもあります。日本では古くから、苔は神聖なものとして崇められてきました。寺院や神社の庭園には、苔が多く使われています。苔は、日本人の心の平安や清浄を象徴する植物なのです。

6.ミズゴケ:半陽地の湿地を好む、水分が多いときは明るい黄緑色になる苔

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ミズゴケは、半陽地の湿地を好む苔です。ミズゴケは乾燥した状態で売られていることが多いのですが、生ミズゴケもテラリウムの材料として栽培することが可能です。

乾燥したミズゴケの上に植えることで増やしやすく、テラリウムで栽培する場合は、水やりは多めにして湿度を保つようにしてください。

ミズゴケは、葉の形がふさふさとした毛状になっているのが特徴です。名前の由来は、この葉が水に浮かぶことからきています。水に浸すと、葉がふくらんでふわふわになります。

ミズゴケは、色の変化が激しい苔でもあります。水分が多いときは、明るい黄緑色になりますが、水分が少ないときは、暗い緑色になります。水やりのタイミングによって、色のコントラストが変わります。不思議な効果を出せます。

7.ハイゴケ:日当たりを好む、高湿度に強い苔

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ハイゴケは、日当たりを好む苔です。他の苔と比べて日照を必要とするので、テラリウムの場合は、水槽上部の照明が当たりやすい場所に植えてください。

直射日光には弱いので、設置場所には気をつけましょう。湿度を必要としますので、瓶の中か、テラリウム水槽などで高湿度を保つようにするとよく増えます。

ハイゴケは、葉の形が小さくて丸いのが特徴です。名前の由来は、この葉が灰色に見えることからきています。実際には、灰色ではなく、淡い緑色ですが、光の反射で灰色に見えることがあります。

ハイゴケは、色の変化が少ない苔でもあります。一年中、同じような淡い緑色を保ちます。色の変化が少ない分、他の苔や植物とのコントラストが楽しめます。優しい雰囲気を作り出せます。

8.ヒノキゴケ:湿地や腐木を好む、ふさふさとした柔らかい大きな絨毯状の群生を作る苔

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ヒノキゴケは、湿地や腐木を好む苔です。高湿度に強く、水はけのよい土を好むため、根腐れしにくく、テラリウムに向いています。

ふさふさとした、柔らかい大きな絨毯状の群生を作るのが特徴です。

ヒノキゴケは、葉の形が細かくて密集しているのが特徴です。名前の由来は、この葉がヒノキの葉に似ているからだと言われています。触るとふわふわとした感触があります。

ヒノキゴケは、色の変化が少ない苔でもあります。一年中、同じような濃い緑色を保ちます。色の変化が少ない分、他の苔や植物とのコントラストが楽しめます。豊かな雰囲気を作り出せます。

9.フデゴケ:半陽地や日当たりの良い場所を好む、やや乾燥した場所に植えると増えやすい苔

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フデゴケは、半陽地や日当たりの良い場所を好む苔です。高湿度には強くないため、やや乾燥した場所に植えると増えやすい苔です。

水をあまり上げる必要のないボトルテラリウムや、苔テラリウムのアクセントに向いています。

フデゴケは、葉の形が筆のように細長いのが特徴です。名前の由来は、この葉が筆に似ているからだと言われています。触るとしっとりとした感触があります。

フデゴケは、色の変化が少ない苔でもあります。一年中、同じような淡い緑色を保ちます。色の変化が少ない分、他の苔や植物とのコントラストが楽しめます。シンプルな雰囲気を作り出せます。

10.コウヤノマンネングサ:湿潤地を好む、一見苔っぽくない姿をしている苔

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コウヤノマンネングサは、湿潤地を好む苔です。一見苔っぽくない姿をしているのが特徴です。乾燥には弱いため、ある程度の湿度を保った状態で栽培するとうまく育てられます。

直射日光に弱いので、窓際に置くことは避けてください。

コウヤノマンネングサは、葉の形が小さな花のようになっているのが特徴です。名前の由来は、この葉が高原の万年草に似ているからだと言われています。見ると癒されるような可憐な姿です。

コウヤノマンネングサは、色の変化が少ない苔でもあります。一年中、同じような緑色を保ちます。色の変化が少ない分、他の苔や植物とのコントラストが楽しめます。爽やかな雰囲気を作り出せます。

以上、手軽に栽培できる苔の種類10選をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

苔は、小さなガラス容器の中に、大きな自然の魅力を詰め込むことができる、素晴らしい植物です。苔テラリウムを作って、苔の世界を楽しんでみませんか。

苔テラリウムは、自分の好みやセンスに合わせて、自由にアレンジできます。苔だけでなく、他の植物や小物などを加えて、オリジナルの作品を作ることもできます。

苔テラリウムは、自分の癒しの空間としても、プレゼントとしても、喜ばれること間違いなしです。苔の魅力に触れて、心も体もリフレッシュしましょう。

培養土の魅力とは?苔を育てるのに最適な土の作り方

苔は根から栄養を吸収しない

一般的な植物は、土から栄養素を根で吸収しますが、苔は違います

苔の根は仮根と呼ばれるもので、地面に固定するためだけの役割を果たします。そのため、栄養豊富な腐葉土や肥料は苔には必要ありません。

苔に必要な土の条件とは

では、苔にとって理想的な土とはどのようなものでしょうか。簡単に言えば、以下の3つの条件を満たす土です。

  • 保湿性が高い:苔は根ではなく、葉から水分を吸収します。そのため、乾燥しやすい土では苔は枯れてしまいます。湿度を保つことができる土が必要です。
  • 排水性が良い:苔は水分を好みますが、水に浸かってしまうとカビや根腐れの原因になります。水はけの良い土が必要です。
  • 通気性が良い:苔は呼吸をする植物です。空気の流れが悪いと、苔の成長に悪影響を及ぼします。空気の通りやすい土が必要です。

苔に最適な培養土の作り方

市販の土だけでは、上記の条件をすべて満たすのは難しいです。そこで、異なる性質を持つ複数の土を混ぜ合わせて、自分で苔に適した土を作ることができます。これを培養土と呼びます。

培養土の材料としては、以下のものがおすすめです。

  • 樹皮:保湿性と通気性に優れています。また、酸性なので、苔の好む環境を作ります。
  • バーミキュライト:水はけと保湿性を高める効果があります。また、軽量なので、土の重さを軽減します。
  • 赤玉土:排水性と通気性に優れています。また、水分を保持する能力もあります。

これらの材料を適切な割合で混ぜ合わせることで、苔に最適な培養土ができあがります。一般的な目安としては、樹皮:バーミキュライト:赤玉土=5:2:3の割合が良いとされていますが、苔の種類や栽培環境によって調整してください。

培養土の作り方は、以下の通りです。

  1. 樹皮を細かく砕きます。手でちぎるか、ハサミや包丁で切ります。
  2. バーミキュライトと赤玉土を水で洗います。水に浮いた不純物を取り除きます。
  3. 樹皮、バーミキュライト、赤玉土を混ぜ合わせます。均一になるようによくかき混ぜます。
  4. 培養土を乾燥させます。日陰で風通しの良い場所に広げておきます。

以上で、苔に最適な培養土の完成です。この培養土を使って、苔を植えると、苔の成長が促進されます。

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まとめ:苔の栽培は培養土が重要!

苔は、根から栄養を吸収しない特殊な植物です。そのため、苔にとって最適な土は、保湿性、排水性、通気性のバランスが良い土です。

市販の土だけでは、この条件を満たすのは難しいので、自分で培養土を作ることがおすすめです。培養土の材料としては、樹皮、バーミキュライト、赤玉土が良いでしょう。

培養土を使って、苔の栽培を楽しんでみてくださいね。苔は簡単に育つので、初心者の方でも安心です。苔の美しい緑色に癒されること間違いなしです。

皆様の苔テラリウム生活を応援しております。